理事長新任挨拶
新任ご挨拶
高岡銅器協同組合
理事長 竹中伸行
第66回通常総会および理事会において理事長職を拝命いたしました。微力ではありますが、業界、組合の発展のために尽力する次第でありますので、なにとぞみなさんのご協力をいただきますようお願いいたします。
現在世界中に新型コロナウイルスの蔓延があり、人類にとっても危機的な状況が続いています。インバウンドや観光、飲食関係は壊滅的な打撃をうけ、我々の商いにも直接的、間接的に大きな悪影響がでてきていると思います。組合の事業についてもさまざまな障害が予想されます。ウイルスの終息の予想がつかない中、私たちのライフスタイルや消費活動もこれまでとは変わってしまう状況が長く続くかもしれません。
しかしながら、400年続く高岡銅器の歴史の中で、我々の先達は幕末の開国時の混乱や、世界中を相手に戦った太平洋戦争の敗戦を乗り越え、伝統の灯を受け継いできました。400年の高岡銅器の歴史の中で、我々はただ昔ながらのモノづくりを続けてきたわけではありません。素材を変え、作り方を変え、商品を変え、販売方法を変え、さまざまな変革を重ねてきました。高岡銅器はその発祥の時から伝統工芸品であったわけではありません。時代時代の変化に応じて変革を重ねてきた、その足跡、軌跡が伝統と呼ばれ、評価されてきたのです。
出口のないトンネル、明けない夜はありません。大変困難な時代ではありますが、こんな時こそ英知と勇気をしぼって変革を進め、400年続いた高岡銅器の伝統を未来につなげていこうではありませんか。どうかよろしくお願いします。
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